2009年7月5日、英国ウインブルドンにて、全英オープンテニストーナメントの男子決勝戦が行われ、ロジャーフェデラーがアンディーロディックに競り勝ちました。
第5セットまでもつれこみ、タイブレークなしのその第5セットもそれぞれがサービスゲームをキープして譲らず、結局第5セットを16-14でフェデラーがとり、優勝となりました。
試合時間は4時間8分でした。
ロディックは持ち前の高速サービスでサービスゲームをキープするだけでなく、リターンでもすばらしい粘りを見せ、随所にスーパーショットを見せてくれました。フェデラーはオールラウンドなうまさに加え、今回はロディックの27本のほぼ倍となる50本のサービスエースを決めるなど、それぞれが自分のレベルを一段上げるすばらしい試合でした。
最後の5セットはまさに集中力をどこまで維持できるかの戦いだったように思います。最後にロディックが目をこするシーンが増え、ミスが少し重なって勝負がつきましたが、それまでのロディックの集中力はとてもすばらしいものでした。フェデラーが試合後のインタビューで「あと数時間は続くかと思った」と言っていました。
4時間もこれだけのレベルの集中力を維持するのは並大抵のことではありません。二人とも疲労困憊の状態だったと思います。その状態で、これだけのプレーを見せられる。そのポイントはミスを続けないということです。フェデラーもたくさんのミスを犯しましたが、それを続けずに立て直せたというところが勝因でしょう。
さらにロディックの言葉が印象的です。「いつかは私の名前がウインブルドンの勝者として記録されることを願っている」と。この上を目指す態度、これが原動力です。ロディックの悔しさがよく伝わってきます。
この試合を通じで、2人の偉大なテニスプレーヤーの生き様を垣間見ることができたように思います。1)上を目指し、目的のために練習はもちろん、食事から睡眠にわたるまで毎日、レベルを上げるべく努力を継続すること、2)そしてミスを恐れることなく、ミスをしたら、直ちに立て直すということ、そんなことを学びました。手に汗握るこの試合を見られたことに感謝します。
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