長妻昭厚生労働相が10月5日、日本も国として貧困率の調査を行い、格差社会の是正を目指し貧困率縮小の目標を定めるということを発表した。
貧困率というのは国民を所得順に並べ中央値の半分以下の人口がどのくらいいるかという比率である。OECDが発表した2008年の日本の所得水準の中央値は448万円なので、その半分の224万円以下の所得の人たちの割合ということになる。
米国の貧困率は13.7%、この数字は1997年以降最高の数字で、貧困者が増加していることを示している。ところが日本の貧困率は13.5%と先進諸国の中で米国についで2番目に高いのである。
よく耳にする失業率はどうであろうか。米国9月の失業率は9.8%となった。これは26年ぶりの高い数値。
この数字と日本の失業率とを比較すると、日本の失業率は5.5%なので、日本はまだ低いといえよう。
失業率が低いにもかかわらず、貧困率が高いということは、低賃金労働者が多いということに他ならない。
一億層中流社会という事象は潰え去った。
なぜこのようなことになったのか。
エントロピーの法則。
砂上の楼閣は消え去る定めにある。
新しい時代が始まる。
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