2009年10月の健康診断でコレステロール、特にコレステロールのトータル値と中性脂肪が多いと言われた。
ショッキングであった。 数値の高さはもちろんであるが、今までそれなりに対策を講じてきていたからである。
2009年の初めに健康診断を受けたとき、すでにコレステロールが高いという診断を受けていた。そして週3回は運動をし、赤みの肉を避けるようにという指示を受けて、それを守ってきた。そして体重も減っていた。
だから程度はともかく、改善していることを確信していたのだ。
がしかし、簡単にはいかないようである。 コレステロールというのがそもそもどのようなものなのかということから理解していく必要がある。
以下に私なりに調べた対策を報告したい。
1、コレステロールとは
コレステロールとは、人間の体の中にある脂肪のひとつである。そしてとても大切なことは、コレステロールは細胞膜を作ったり、ホルモンや胆汁の主原料となるもので、体になくてはならないものだということである。中性脂肪という言葉もよく聞くが、これは英語で言うとTriglycerideであり、別の種類の脂肪である。貯蔵用のエネルギー源である。
コレステロールは主として肝臓で作られるものであり、食べ物としてとるコレステロールの割合はきわめて小さいそうだ。従って食べ物の表示にあるコレステロールの量はそれほど気にする必要はないらしい。
さて、このコレステロールであるが、単体では血液によって体中に運ばれないので、たんぱく質に付着して体中を回る。このコレステロールとたんぱく質との結びついたセットをリポプロテインと呼ぶ。そしてこの脂肪に対してたんぱく質がどのくらい多いかに応じて、High Density, Low densityリポプロテインと呼ばれる。すでにお分かりだと思うが、これらが、俗に言われるHDL(High Density Lipoprotein)、LDL(Low Density Lipoproteinの意味なのである。またvery Low density Lipoproteinというのもある。
HDLとLDLはたんぱく質と脂肪の比率が異なるだけではなく、役割が異なる。LDLは肝臓から全身の細胞までコレステロールを届ける働きをし、各細胞の細胞膜の補充などに使われる。他方HDLは各細胞でいらなくなったコレステロールを肝臓に戻す働きをしている。問題なのはコレステロールを各細胞に対して送りすぎた場合である。その場合LDLは血管に付着してしまうのである。そしてこの付着がひどくなると血管の流れが阻害され、健康上悪影響を起こすのである。
2、コレステロールを正常に戻すには
それではどのようにして、コレステロールのバランスを健康状態に戻すかということを場合別に検討してみよう。
トータルコレステロール値が高い人
トータルコレステロールはHDL, LDL, 及び中性脂肪からなる。
この中で何が標準より高いかを判断することが必要である。以下にそれぞれの要素別に対策をあげる。
1)中性脂肪値が高い人
脂肪にも色々種類がある。 ここで問題になるのはSaturated fat(飽和脂肪):これは肉などに含まれているもので、中性脂肪からなる。 過剰なカロリー消費や、糖分の取りすぎから起こる事が多いので、炭水化物や糖分の摂取しすぎを控えるようにする事が大切である。 腹八分目ということばがこのタイプの人には大切である。
2)LDLが高い人
ここではTrans fat(トランス脂肪)というのが問題になる。トランス脂肪酸というのは、マーガリン、ドーナッツやクッキー、ファーストフードに良く含まれているもので、食品を長持ちさせるために使われている。これは特にLDLを増やしてしまう。Trans Fatの摂取を抑える事が必要である。米国では食品に成分を表示する事が義務付けられているので、自分でチェックをする事が出来る。
そして第2に、定期的な有酸素運動を行うことが必要である。最低でも週3回、一回30分以上の有酸素運動をすることによってLDLを下げ、HDLをあげる事が可能である。
3、以上である。
その後どうなったか、2010年の健康診断でその結果を報告したい。